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新米ママ「ユリ」とイケメン保育士「タケル先生」による育児ブログ

新生児と外出するときに注意すべき3つのポイント

 

新生児と外出するときに注意すべき3つのポイント
宮前ユリ

出産後に退院しても「1か月は家で安静にしてください」って言われるのが日本では一般的ですよね。でも外出が必要なときもあるし、何より気分転換としても外の空気を吸いたいものですよね。新生児の外出っていったいどうすればいいのでしょう。

タケル先生

新生児は理屈では1か月未満ぐらいの赤ちゃんを指すけど、やっぱり1か月はできるだけ外出は控えるべきです。だって何か月もお腹の中にいたんですよ。お腹の外に出されたと思ったら早々に家の外まで連れられてたら、赤ちゃんだって体調を崩してしまいます。

と言ってもそれでは記事が書けないので、このページでは「新生児=お食い初め(100日)まで」として外出に関して紹介していこうと思います。

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新生児の外出はいつからOK?

もっとも気になるのが「いつから外出しても大丈夫なのか」ということですよね。赤ちゃん自身は1か月検診で問題なければ外出しても大丈夫と言えます。

しかし!単純にいつからということだけで考えるのは良くありません。理由は生まれた季節がいろいろだからです。

春生まれの赤ちゃん

春に生まれた赤ちゃんの外出は「気温・紫外線・ほこり」に気をつける必要があります。初春ならまだまだ寒いですし、地域によってはまだ雪が残っているかもしれません。少し待てば暖かくなるので、急いで外出することもありません。

また5月の紫外線は非常に強いと言われているので、気温や天気に惑わされないように気をつけましょう。曇り空でも紫外線は降り注いでます。

ほこりも春の大きな特徴と言えます。風が強く、花粉も多く飛散しています。かといって赤ちゃんにマスクをするわけにもいきません。

服装は気温とマッチさせるのが基本ですが、夕方はまだ寒い可能性もあるので、掛けるものがあると安心です。

夏生まれの赤ちゃん

夏はその暑さに最大限の注意を払わなければいけません。体力のない赤ちゃんは簡単に暑さでヘバッてしまうので、飲み物を持参してこまめに与えることを忘れないようにします。そしてできるだけ涼しい午前中が狙い目です。

紫外線を直接当てないようにすることと、暑くならないようにすることのバランスが難しいので、うちわなど体に優しいグッズを持参したいところです。

また車の中が尋常じゃないくらい暑くなるので、赤ちゃんが乗るときは事前にエンジンをかけて空調を利かせておきましょう。もちろん冷房の効かせすぎはダメです。夏は暑いのが当たり前なので、ちょっと暑いかなぐらいにするのがポイント。

服装は紫外線が怖いですがやはり半袖の涼しい格好をさせます。紫外線が気になるなら日焼け止めを塗るのもいいでしょう。昔と違って今はあまり紫外線を浴びないほうがいいと言われていますが、多少は浴びるべきですし、浴びないようにすること自体ほぼ不可能です。

嫌がらないようなら帽子をかぶせてあげるのもいいかもしれません。

秋生まれの赤ちゃん

秋は赤ちゃんの外出に最適な季節と言えます。気温・湿度がちょうどよく、春ほど風も強くありません。とは言え春と同じく寒暖の差が大きくなってくるので、赤ちゃんも体調を崩しやすいと言えます。少し暖かめの服装がいいのではないでしょうか。

もし晩秋の時期なら、インフルエンザの流行が近づいてくる頃です。そういう時期は外出は控えたほうがいいでしょう。新生児は3か月ぐらいまではお母さんから強い免疫をもらっています。でもインフルエンザや風邪にかからないというわけではありません。

3か月未満の赤ちゃんの場合、風邪にかかると重症化しやすく、インフルエンザに限っては命の危険すらある恐ろしいもの。晩秋は人ごみに行くことを避けるのが無難と言えます。

冬生まれの赤ちゃん

冬生まれだからと言って寒さに強いわけではありません。当たり前ですね。。。とにかく寒さが厳しいときは空気も乾燥してウイルスが多く浮遊しています。

新生児の場合は最低限の外出にとどめ、家の中でしっかり体が出来上がるのを待つ必要があります。雪が降ればいっしょに遊びたいと思うかもしれませんが、新生児にそれは酷です。

検診や病院などの外出は仕方ないですが、できるだけ不用意な外出はしないようにしましょう。

お宮参りに行くときの注意点

生後一か月ごろになるとお宮参りに行く家庭も多いと思います。地域によっては100日に行くという風習のとこもありますね。

新生児の場合、生後1か月と100日では成長度合いに相当差があるので、別々に考えてみます。

生後1か月のお宮参り

神社が近いならいいのですが、車で行くときは必ず新生児に対応したチャイルドシートに乗せましょう。縦ではなく横向きに乗るやつですね。しっかりインナーパッドを付けて赤ちゃんがグラグラしないようにします。

もしリサイクルショップ等で購入した場合、インナーパッドがないこともありますよね。そういう時は大手のメーカーなら近くのベビー用品店に行って取り寄せてもらえばいいでしょう。まだ首が据わってないとはいえ、抱っこや抱っこ紐などは万が一の時に危険なのでやめましょう。

服装はもちろん季節に合わせます。車の中も赤ちゃんに合わせて温度設定をしてあげましょう。

生後100日のお宮参り

生後100日にお宮参りに行く風習の地域もあると思います。お食い初めといっしょになっているので赤ちゃんにとっては大変な一日になるかもしれません。

車での移動は前述と同じです。すでに首が据わってるかもしれませんが、抱っこひもで抱っこしたまま車に乗るのは危ないのでやめるべきです。

もし神社があまり遠くなく天気のいい日なら、ベビーカーで散歩がてら行くのもいいかもしれませんね。

持ち物

新生児との外出は、仮に近場だとしてもしっかり準備していくことが大切です。とは言え必要なものを挙げればきりがないですが、最低限必要と思われるものを入れる専用のバッグを用意するのがいいのではないでしょうか。

オムツ・ウェットティッシュ・ガーゼ・タオル・ミルク・哺乳瓶・抱っこひも・授乳用ケープ・防寒グッズ・おもちゃ…などをまとめておきます。

2人目の赤ちゃんの対応

初めての赤ちゃんへの対応は、ママも一年生なので慣れなくとても大変なもの。二人目ともなれば手慣れたものですが、外出に関しては二人目の対応がなかなか難しいものですよね。

1か月未満はさすがに外出は最小限にすべきですが、1か月を過ぎたあたりから上の子といっしょに外出させてもいいものかという悩みが出てきます。

上の子が4~5歳ぐらいだと意外と事情が分かってくれるのですが、年子や3歳未満ぐらいだとまだまだ「ママ~」って感じでしょう。

上の子まで家に閉じ込めておくのもかわいそうだし、とは言っても1か月の赤ちゃんを3歳児と同じく扱ってもいいものかという思いもありますよね。

新生児にもやさしい遊び場を探す

外はけっこう新生児には刺激が強いので、上の子が屋内でも遊べる施設を探しましょう。近所の児童会館や有料の遊ぶ施設などを利用するのもいいのではないでしょうか。

あまり上の子にかまってあげられませんが、家の中でクサクサしているよりはるかにマシです。また、パパは仕事かもしれませんが、おじいちゃんおばあちゃんに遊んでもらうのも手です。実家におもちゃを置いといて、下の子が少し成長するまで実家通いをするのはどうでしょうか。

赤ちゃんと接する時間を大事にする

上の子は遊びたい盛りでしょうが、あえて赤ちゃと接する時間を長くするのもアリではないでしょうか。まだ生まれて数年しかたっていなくても、新しい命の誕生や兄弟ができたという実感・弱いものを守るという気持ちなど、様々な成長があります。

ずっとそれだけではさすがにイヤになると思いますが、少し意識して赤ちゃんに興味を持たせることもいいことだと思います。特に女の子は世話をするママを見て、自分もやると言ってくれるかもしれませんよ。

まとめ

タケル先生

生後一か月ぐらいは外出しないほうがいいという風習は、実は日本独自のものと言えます。よその国では積極的に外に出すべきという考えの国もありますし、事情によりあまり衛生的ではない場所で育てられることもあります。出産の次の日から働かなくてはいけないママも世界にはたくさんいるのです。

そういう意味では、日本はとても慎重なほうだと言えます。まぁ日本らしいと言えますよね。でもそのおかげか、出産後の母親の死亡率は非常に少ないというデータがあります。

やはり新生児や出産後の母親に関しては、少しでも体調を崩す「リスク」を減らすことが大事なのではないでしょうか。

 - 新生児(~1か月)

宮前ユリ

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