新生児が寝ない6つの原因と具体的な7つの対策


苦しんで苦しんでやっと出産したのに、連日のように泣いてばっかりだとママの体力・気力がもちませんよね。育児書には新生児は1日の大半を寝て過ごすなんて書いてるのに、全然寝なくて「話が違うじゃんか!」なんて思ってませんか。あっ、それ私だったわ(笑)

確かに出産後の初めの1か月は相当キツイものがあるわよね。特に初めての赤ちゃんの場合「私はいつ寝ればいいんだろう…?」という思いになるものです。「5時間近く寝てないけど大丈夫?」なんていうこともあるかもしれません。そこで今回は1か月に満たない新生児の睡眠について紹介しようと思います。
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新生児の睡眠
生まれて間もない新生児の場合、様々な理由で基本的には長く寝ることができません。でも「ギャン泣き⇒あやしても泣き止まない⇒オッパイ⇒寝ない⇒ギャン泣き…」の繰り返しだと、さすがにママもまいってきますよね。
新生児が寝ない原因には次のようなことが考えられます。
- お腹が空いてる
- お腹が張ってる
- 暑い・寒い
- 昼と夜の区別がない
- 呼吸が苦しい
- 理由はない
お腹が空いてる
オッパイの出は個人差が大きく、もしかしたらあまり出ていないことも考えられます。助産師さんに確認してもらうのがもっとも確実。
また1か月検診の時の体重にも注目すべき。母乳があまり出てないのに完全母乳にこだわり過ぎていると、赤ちゃんの体重があまり増えていないことがあります。
完全母乳にするかミルクにするか、はたまた両方にするかはお母さんが決めることですが、母乳の出る量を基準に考えることも必要です。
お腹が空いていればミルクの後は満足して寝るかもしれませんが、当然ミルクを飲んでも寝ないことはザラにあります。
お腹が張ってる
オッパイやミルクを飲むとき、赤ちゃんはいっしょに空気も吸ってしまいます。なのでできれば飲み終わった後にげっぷをさせるのがいいのですが、新生児だと上手にできません。
親が促してあげるわけですが、初めての赤ちゃんの場合はママもピカピカの一年生。当然上手にできません。
肩抱っこして背中を軽くトントンしてあげると出やすいです。顔が見えないので不安になりますが、ちょくちょく様子を見ながら背中をトントンしたりさすってあげるといいでしょう。
ただ絶対に出すべきというものでもありませんし、母乳の場合は空気を吸う量が少ないので出にくいと言えます。
暑い・寒い
新生児は自分で体温を上手にコントロールすることができないということは、多くのママは知っていると思いますが、寒いのを心配するあまり暑すぎる可能性も考えられます。
寒いのは可愛そうと直感的に感じるものですが、暑いのは意外と見過ごしがち。出産直後の病院内は空調がしっかりしていますが、お家に帰ったとき、しかもそれが冬だった場合はつい暑くしてしまうので注意が必要です。
昼と夜の区別がない
ママは夜寝るのが当たり前ですが、新生児は昼と夜の区別がないので「いつ寝ればいいの?」という気持ちになりやすいと言えます。
「なんで夜なのに寝ないの?原因は何?」という疑問は親の視点であり、実はそれ自体が違います。
1時間おきに泣いてオッパイやって、やっと寝たと思ったら30分で泣いて…。これは夜中でも真っ昼間でも実は関係ないんですね。赤ちゃんは昼夜関係ないのですから。
確かにママは寝る時間が非常に限られてしまいます。周囲の助けと思いやり、特に旦那の助けを求めることも大事なことです。ママだけにしかできないこともありますが、鬱や自閉症などの精神疾患のこともあるので、どんどん助けを求めていきましょう。
呼吸が苦しい
赤ちゃんによっては鼻呼吸が苦しくて寝れないということもあります。少し縦になるように抱っこすると寝るという場合は、もしかしたらこれが原因の可能性もあります。
首が据わってないのでそのまま寝せるのはママが非常に疲れますが、ベッドを起こしたり腰に大き目のクッションを挟んだりしてみるといいかもしれません。
理由はない
これが実はもっとも多いのではないかと予想します。いわゆる「本能」ですね。逆に言ったら泣かない赤ちゃんは絶対にいませんよね。赤ちゃんは絶対泣くものですので、どれくらい泣くかが大事です。でもそれが個人差ですよね。いくら育児書に書いてあっても、子育て経験者が言っても、実は全く参考にはならないのです。
よく考えれば赤ちゃんだって、長い間お母さんのお腹でぬくぬくしてたのに、いきなり外に出されてるわけです。光は入ってきますし呼吸も上手にできません。知らない環境になかなか慣れることができないのは大人だって同じです。抱っこしないと寝ないのもお母さんの温もりが恋しいからですよね。
それをただ赤ちゃんの唯一のアピール方法である「泣く」ということで知られせているだけというわけです。
寝ない時の対策
赤ちゃんが寝ないとママがどんどん大変になってくるわけなので、なんとか寝せようとするわけですよね。ところが赤ちゃんはその焦りを敏感に感じ取ってしまいます。寝せようとすればするほど、また寝てほしいと思うほど寝ないのが赤ちゃんと思ったほうがいいかもしれません。
ただそんなことを言ってもなんとか寝かしつけたいもの。そこで大事なのが、新生児の場合は「寝かせる」ということに主眼を置いてはいけません。いかに「安心させる」ことができるかを考えるのがポイントです。
- お部屋の明るさを調整する
- お腹の減り具合を考える
- 温度と湿度を調整する
- 心地よさそうな音楽を聞かせる
- ひたすら抱っこしてあやす
- オムツを交換する
- 開き直る
お部屋の明るさを調整する
どのくらいの明るさがいいという基準はありません。もっとも赤ちゃんが安心しそうな明るさを探っていくのがいいでしょう。明る過ぎは良くありませんが、必ずしも真っ暗がいいというわけでもありません。
お腹の減り具合を考える
当然お腹が減っていれば赤ちゃんは寝ません。新生児の場合は3時間以上間隔をあけないように気をつけることが大事。また上手にげっぷさせる術を身に着けることも大事です。
温度と湿度を調整する
新生児の時は過保護なくらい温度と湿度を調整してあげるのがいいと思います。季節によって変わりますが、いかにちょうどいいお部屋にするかで寝やすさは大きく変わりますよね。
心地よさそうな音楽を聞かせる
オルゴールなどの音や赤ちゃんが好きそうな音楽を、小さくかけてあげると落ち着くかもしれません。お腹の中で聞いてた音楽ならなお効果がありそうです。
まだマタニティの時にパパがよく声をかけていれば、意外とパパの声で安心する子もいるでしょう。
ひたすら抱っこしてあやす
正直言って新生児を寝かしつけるのはとても難しいこと。布団よりは抱っこのほうが絶対安心するので、何も考えずに体力がもつ限り抱っこであやすのも一つの手です。
できればベッドに腰掛けたままではなく、立ってあやす方が効果があるでしょう。おしゃぶりを試してみるのもいいかもしれませんね。
オムツを交換する
新生児の場合はまだオムツが気持ち悪いとかが分からないですが、それでもサラサラのほうが気持ちいいでしょう、きっと。最低限ウンチが出ていれば変える必要があります。
開き直る
最も大事なことがこれです。ママは辛いしそれを認めてくれる人は少ないかもしれません。でもママである以上乗り越えなくてはいけないのです。最初の関門です。
全く寝ない時・ぐずる時・手足をバタバタさせる時…。そんなこと当たり前と開き直ったママはとても強いです。夜だろうが昼間だろうが寝ないものは寝ない!と開き直ることができれば、気力も少し回復します。
逆にこんな体験は今だけしかできないもの。開き直ってモロー反射の撮影に取り組んでみるぐらいのほうが乗り切れるかもしれませんね。
まとめ

新生児は1日の大半を寝て過ごすというのは、大体あってますが一概にそうとも言えません。寝て過ごすというよりは「寝かせてもらって過ごす」というほうが合っているように感じます。つまり寝かせるのが大変ということですね。
1時間かけて寝かせたと思ったら30分もしないうちに起きた…なんてことは珍しいことではありません。
寝ないのはママとしては本当に辛いですが、そんな思いは今しかできません。それを楽しむぐらいの余裕があれば、赤ちゃんも意外と安心して寝てくれるかもしれませんよ!
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