納得!子供のトイレトレーニングをいつから始めるべきかが分かる8つのポイント


「そろそろトイレトレーニングを始めてもいい頃かしら…」という疑問はないでしょうか。子供の成長に個人差があるのは分かってても、それでもいつから始めるべきかという「目安」が欲しくなるものですよね。保育園の友達はもう始めているし、親からもプレッシャーが…。

子供のトイレトレーニングは、幼児期の最大のイベントです。親としては早く立派に「おにいちゃんパンツ」「おねえちゃんパンツ」を履かせてあげたいものですが、開始する時期によってはトレーニングが長引いたり、トイレがキライになってしまうことも。
そこでここでは、トイレトレーニングの開始時期の目安を紹介しようと思います。
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統計に惑わされないで!
トイレトレーニングをする頃まで育児を頑張ってきたママなので、子供の成長には個人差が大きいことを実感していると思います。にもかかわらずトイレトレーニングに関しては、どうしても統計が気になってしまうパパママが多いように感じます。
早くオムツが外れたほうが偉いわけでも将来有望なわけでもないのは、誰もが分かっているはず。でも「オムツ外れが遅い」のがイヤと感じる親が多いのかもしれません。
統計は確かに大事ですが、一番大事なことは「うちの子はトイレトレーニングを始めるべき時期になったのか」という点。逆に言うとそれが分かりにくいから統計に頼ってしまうとも言えます。
なのでここでは統計は紹介せず「トイレトレーニングを始めるべき時期かを見極めるポイント」に注力して紹介しようと思います。そのポイントは次の8点です。
- オシッコ・ウンチというのが何かが分かり始めている
- 親子の簡単な意思の疎通ができる
- パパ・ママの意思が固まっている
- オシッコやウンチの出る部位を意識するようになった
- 尿意・便意を感じれるようになった
- 痛い・お腹が空いたなど自分の感覚を言えるようになった
- ウンチが出たりオムツが濡れているとモゾモゾするようになった
- オシッコの間隔が長くなってきた
オシッコ・ウンチというのが何かが分かり始めている
オシッコやウンチが出る仕組みや理由などではありません。「これがウンチ」で「これがオシッコ」ということが分かり始めるということです。
お風呂場などでしてしまった場合を考えると「お股から出ている水=オシッコ」ということが分かっているかということ。「オムツに付いている茶色っぽいものがウンチ」ということが分かっているかということです。
これが分からないと教えることは難しいですよね。なのでお風呂場でオシッコが出たら「オシッコ出たね~♪」「チッチ上手にできたね~♪」と、これが「オシッコ」だということをさりげなく教えていくことが大事です。
ウンチも同じ。「ウンチいっぱい出たね~♪」と、これが「ウンチ」だということを言葉にして教えてあげましょう。
親子の簡単な意思の疎通ができる
早い子は1歳のうちから始める子も多いと思います。でも1歳とか月齢が18か月とかではなく、親子で意思が通じ合うことができるかがとても大事。ママが「おまるに座ってみようか~」と言っても何を言いたいのか理解できなければトレーニングは不可能です。
また子供が言う事を親が多少なりとも理解できるまで成長してないと、お互い言ってることとやってることが「ちぐはぐ」になってしまい、子供によってはトレーニングがキライになってしまうことも。
ヘソを曲げた子供の扱いがどれほど難しいかは、すでに経験済みなはず。焦って始めてキライになってしまえば、トレーニング期間が長期化するのは目に見えています。
パパ・ママの意思が固まっている
オシッコやウンチは生理現象ですよね。でも「トイレですること」自体は生理現象ではなく社会的行動です。なので、時期がきたら勝手に覚えることではなく「親が教えること」なんですね。
オムツが濡れて気持ち悪いという感覚も、実は親が教えて初めて分かること。大人は濡れた下着が気持ち悪いものですが、オムツを履いてる子供はそう感じていません。それは濡れたタオルで顔を拭くのが気持ち悪くないのと同じで、大人も「濡れた下着は気持ち悪い」と教えられたからなのです。もし「濡れたタオルで顔を拭くのが気持ち悪い」と小さなころに教えられれば、大人になっても濡れたタオルで顔を拭くのが気持ち悪く感じるはずです。
なので「トイレは社会的行動として親が教えるもの」という親の開始する決意も大事です。
オシッコやウンチの出る部位を意識するようになった
オムツを長い時間変えないと、股に手が行き気にする様子を見せるようになります。これはつまり「オシッコやウンチが出る部位」を理解し始めた証拠。
オムツを見てウンチが付いてても、それがどこから出てきたのかが分からなければ教えるのも困難になります。
尿意・便意を感じれるようになった
尿意はなかなか難しいですが、便意は普段から様子を見てればけっこう気付くものです。

ユウナは本当に分かりやすいわ!したくなったら必ず部屋の隅の方に行くし、それまでいろいろしゃべってたのに急に無口に(笑)。しまいに「ウンチ出そう?」って聞くと「触らないで!」と言います(笑)。つい最近2歳になりました!
親が尿意や便意を察知できるとトレーニングもはかどります。なので普段から様子をしっかり観察して、特徴をとらえておくことが大事です。
痛い・お腹が空いたなど自分の感覚を言えるようになった
これはとっても大きな成長を感じますよね。「イチゴ食べたい」「転んで痛かった…」このような自分の感覚を話すことができると、トレーニング中における子供の感覚を親がつかみやすくなりますよね。
「まだ出なそうなのか、それとも出そうなのか」ということが分かるか分からないかで、トレーニングの成果に大きな違いが出ます。せっかく出そうなのに「まだ出そうにないね」と言って切り上げられたら子供もイヤになってしまいますよね。
ウンチが出たりオムツが濡れているとモゾモゾするようになった
オムツが汚れて気持ち悪いという感覚は親が教えることですが、サラサラなオムツと濡れて汚れたオムツの違い自体は感じています。その違いがしっかり分かっているということは「濡れてるオムツは気持ちがわるいんだよ」ということを教えることができることを意味します。
気持ち悪いのがイヤだからトイレでちゃんとするようになるというものです。
オシッコの間隔が長くなってきた
オシッコの間隔が一時間半から二時間ぐらいまで長くなってきたら、膀胱が大きくなってきた証拠。オムツを外しても我慢できるレベルまで体が成長してきた証拠です。
ただオシッコの間隔というのは、親が調べなければ把握することができません。上手な方法としては、オムツを変えてから一時間なり二時間なり、時間を決めて出てるかチェックすることです。もちろん子供は体調や気候・ジュースをいっぱい飲んだ…などで安定はしません。一つの目安として体の成長を推測します。
間違った開始時期の決定基準
トイレトレーニングをいつから始めるかは、上記のようなことを総合的に考えて決めるべきです。間違った決め方をすると子供がトイレトレーニングを嫌いになったり、親のストレスが大きくなったりといったデメリットも。
そこでよくある間違った決め方を紹介します。このような決め方はおすすめしません。
- おばあちゃんに「2歳までには普通オムツは外れるもの」と言われた
- 寒い時期を避け暖かい夏を選択した
- 早めにオムツ交換の手間やオムツ代を節約したかった
- 友達が始めたから
- 育児書に書いてあった
- 遅いと世間体が良くないから
考えればキリがないほど「ダメな」始め方はあります。でも一番大切なことは「我が子がトイレトレーニングを開始すべきまで成長したか」という点。よその子供と比較してはいけません。
また、10年前と比較してもオムツ外れの時期は遅くなる傾向にあります。おばあちゃんのプレッシャーがあっても、今の育児は昔とはちょっと違うという意思が必要です。
春から夏にかけて始める人が多いのも大きな特徴です。寒い時期はオシッコも近く、トイレの中も寒いもの。でも昔よりは暖房がしっかり整備されています。開始すべきと思っても「まだ寒い時期だから…」という理由で始めないのはちょっと「?」です。
オムツ外れに関しては別の記事でも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
⇒おむつは何歳まで…?はずれる時期と上手なトイトレ
まとめ

子供は他の子と比較されるのが大嫌いです。他の子と比較されると自分を否定されている感覚になるので「○○ちゃんはもう始めてるよ」とか「○○くんはもう一人でできるんだって」ということを言っては傷ついてしまいます。
あくまでも「我が子にとってどうなのか」という視点で考えることが大事で、始める時期を統計で決めたり、親の都合や周囲との比較で決めてはいけません。
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